フットボールチャンネル

アジア 8年前

タイ人記者に聞く、FC東京対チョンブリ戦展望。要警戒の選手は?

今夜、ACLグループステージ出場を懸けたプレーオフが行われる。日本ではあまり知られていないタイの強豪チョンブリFCはどんなチームなのか? 現地記者に聞いた。

text by 編集部 photo by Getty Images

タイで評価が高いのは中島翔哉

チョンブリFC(08年の)
ACL本戦出場を懸けてFC東京と対戦するチョンブリFC【写真:Getty Images】

――チョンブリFCはプレーオフ2回戦でヤンゴンとの激闘を制し、ACL本戦出場を懸けてFC東京と対戦します。クラブとしての目標は?

タイ人記者「チョンブリの2016年の目標はACLグループステージに参戦することです。国内では何か1つのコンペティション(大会)でも優勝することが目標でしょう」

――FC東京が注意すべき中心選手は誰ですか?

「タイ代表にも選出されているMFのポックロー・アナンですね。ポリス・ユナイテッドに所属していましたが、ポリスが破産したことで電撃的にチョンブリに移籍。攻守に積極的に顔を出し、ロングシュートが武器です」

――今夜の試合に向けてタイ国内での期待値は?

「残念ながら少ない。Jリーグの方がレベルが上なのは明白。加えて、日本までの移動による疲労があるほか、今年は選手の入れ替えが多く、まだ安定していない。ただ、そんな中でもグループステージ進出への気持ちは強い」

――タイではFC東京はどのように思われているか?

「正直なところ、FC東京はあまり知られていない。ただ、イム選手がFC東京に練習参加したことで徐々に認知されるようになっている。チョンブリよりレベルの高いクラブと思われている。評価されているのは中島翔哉。五輪出場を懸けたAFC U-23選手権でタイと日本が対戦し、そこでの活躍を強く覚えている」

――日本の冬は寒い。何か対策は?

「昨年、柏レイソル戦でも寒さには苦労した。ただ、今夜の試合でも準備や練習方法、試合中のユニフォームなどは変更しない」

協力:マルワク・タンニョム(フットボールチャンネル・タイ

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top