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【現地レポート】岡崎が語る語学力の重要性。完璧な英語でなくとも…誰からも愛されたキャラクター

text by Kozo Matsuzawa / 松澤浩三 photo by Getty Images

完璧な英語でなくても…誰とでも親しくなれる岡崎

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岡崎の英語力は完璧でなくてもチームメイトとコミュニケーションをとっている【写真:Getty Images】

 おそらく、現在の岡崎はピッチ上など、自分の慣れ親しんだ場所であれば、問題なくチームメイトとコミュニケーションを取れている。その際には、相手が英国人であろうがどこの国籍でも関係なく、身振り手振りを加えつつ対等に対話をしているはずだ。

 だがプレー中以外は、英語を母国語としない選手たちとのほうが気兼ねなく話がしやすいともいう。「やはりギョクハン(インラー)とか、(クリスティアン)フックスとか。本当にあまり気が使わないで仲良くなれた。そいつらといることによって、ほかのやつとも話せるようになった。自分の恥ずかしい英語を、そのまま自分で話せるので、それはいい」。

 1月にはトッテナムと3度対決しているが、その際にはドイツで面識のあるソン・フンミンと雑談をする姿が見られた。「ドイツで一緒にやっていて、ドイツのときから見ているけどいい選手でいいやつだし」。

「韓国人とはいつも仲良くなる。もともと(マインツ時代にチームメイトだった)パク・チュホとか韓国人と仲良くて、試合後とかも長い間話して。(トッテナム戦直後も)ずっと話していて、『ロンドンで飯食おう』っという話もした。英語というかお互い片言の英語(笑)。それがいいですね。外国人だと緊張しなくていい。逆にペラペラの話すと困るけど、いつも思うけど韓国人とかと話すと楽しい」と嬉しそうな表情で語った。

 前出のブログの際には英語レッスンを始めるとしていた。だが実際にどれほど勉強をしているのかは定かでなく、成長の度合いは分からない。とはいえ、プレミアリーグ挑戦1年目について「楽しい」といい続け、あくなき向上心を備える29歳。大方の予想を乗り越え、優勝に向けてひた走るチーム同様に、来夏までに流暢になっている可能性もあるだろう!

【了】

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