太田宏介、オランダで日々進化。新たな環境で得た技術と自信、飽くなき向上心でさらなる高みへ

今冬FC東京からフィテッセへと移籍した太田宏介は、6試合目にして待望の初アシストを記録した。オランダへ渡ってから約1ヶ月半かけて積み重ねてきた努力が実った瞬間だった。周囲のサポートを得ながら進化を続ける日本代表DFの今、そして未来を現地取材で解き明かす。

2016年02月16日(Tue)12時35分配信

text by 舩木渉 photo Getty Images
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心の底から湧いた「ホッとした」

太田宏介
太田宏介がフィテッセへ移籍して6試合目、初アシストが生まれた【写真:Getty Images】

「ホッとしましたね」。13日夜に行われたヘーレンフェーンとの試合を終えてミックスゾーンに現れた太田宏介が最初に発した一言だ。

 FC東京からオランダ1部のフィテッセへ移籍して6試合目、誰もが待ち望んだ初アシストが生まれた。デビュー戦以来4試合勝ちのなかったチームにも笑顔が戻り、心の底から湧き出た言葉だった。

 序盤からヘーレンフェーンを凌駕する勢いでゴールに迫ったフィテッセは、20分にデニス・オリニクのゴールで先制すると完全に主導権を掌握。そして前半終了間際の44分、左CBのアーノルド・クライスワイクのスルーパスに抜け出した太田は自らペナルティエリア内まで侵入し、ヴァレリ・カザイシュビリのゴールをアシストした。

 移籍から6試合連続で先発出場し、やっと数字に残る結果を残した太田は「あれは練習でもミーティングでも狙っていた通りだった」とアシストを振り返る。これも日頃から周囲とコミュニケーションを欠かさなかったことがもたらした贈り物だ。

 特に隣でプレーするクライスワイクとの関係は熟成されたコンビのようだ。後ろでCBがボールを持てばすぐさま太田がポジションを上げて深さを作り、持ち上がるスペースを生み出す。そこからボランチや左ウィング、太田に展開して何度もチャンスを演出した。

 終わってみれば3-0の快勝。「練習でも常に要求し合っているし、ミスするたびに俺は『ここに出した』、向こうは『こっちにくれ』と、互いにコミュニケーションを取れている」と語る太田の充実ぶりは明らかだ。先週の練習は張り詰めた空気が漂い、どんな小さな局面でも貪欲に勝利を求める姿勢が久々の歓喜につながったという。

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