補強面と総合力それぞれの診断結果
補強診断 B
主力の残留によって継続性を担保
藤田、内田の完全移籍加入は◎
5位に躍進を果たした昨季の主力をしっかりと残しながら、若手を中心に戦力の補充を図った。特に昨季は期限付き移籍だった藤田息吹と内田健太の2選手を完全移籍で獲得できたことの意義は大きく、チームのベースは維持された。また、岐阜を契約満了となった深谷友基を獲得したことにより、最終ラインの経験と選手層は確実にアップ。昨季の躍進を支えた堅守にさらなる磨きがかかることが期待される。木山隆之の手綱さばきに注目だ。
総合力診断 C+
プラスαを手に入れていくために
キーワードはチャレンジとリスク管理
大幅な戦力アップがなされたわけではないが、コレクティブな戦いを見せた昨季のメンバーが残ったことで、ある程度以上の安定したパフォーマンスが見込まれる。あとは決して多くない新戦力と戦術的発展によって、どれだけのプラスαをもたらせるか。突出した選手を抱えるわけではなく、バランスを崩してしまえば一気に下降線をたどる可能性もはらんでいるため、木山隆之監督にはチャレンジとリスク管理を同時に行うことが求められる。
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