ドルトムントは16日、ブラッケル練習場でヨーロッパリーグ（EL）決勝トーナメント1回戦1stレグのポルト戦（ホーム）に向けた練習を行った。

　MF香川真司は、1月23日に再開したブンデスリーガでは先発を外れるなど好調だった前半戦とは一転して苦しい状況となっている。13日に行われたブンデスリーガ第21節ハノーファー戦では後半戦初のフル出場を果たし、チームは1-0で勝利を収めたものの、独紙『ビルト』の評価は4.5と厳しいものとなった。

　しかし、次なる相手はポルトガルの強豪ポルト。チャンピオンズリーグ（CL）ではグループステージ3位に終わりELに回ったが、ドルトムントにとって厳しい相手であることに変わりはなく、勝利のためには香川の力が不可欠となる。

　最高気温3度とまだまだ寒さの残る現地で大一番へ向けた練習を行ったドルトムント。香川はチーム全体でのランニングやパス交換、リフティングでのボール回しで体を温めた後、MFマルコ・ロイスやDFマッツ・フンメルスら主力選手との鳥かご（5対1でのパス回し）では鬼を務めるなど精力的に汗を流した。

　また、練習中は笑顔も見せるなどチーム全体の雰囲気も明るく、ここ最近低調気味だったチーム状態は上向きといえる。

　昨季はリーグ7位に終わったことで今季のCL出場権は得られなかったが、“もう1つの欧州タイトル”のクラブ初戴冠の重要度は高いだけにホームでのポルト戦は絶対に落とせない一戦となる。

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