気運高まる本田を邪魔する厄介者。過去にすがる名物会長の憧憬と過度な現場へプレッシャー

ミランは現地時間22日に行われるセリエA第26節で、ナポリとアウェイで対戦する。前節ジェノア戦で今季リーグ戦初ゴールを決めた本田圭佑を含めてチームの気運は高まっているが、とんだ厄介者が現れた。会長就任30周年を迎えたシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長は、クラブの戦術に対して事あるごとに言及する。イタリアの名物会長として知られるベルルスコーニ氏は、かつての黄金期への憧憬にすがり、現場に過度なプレッシャーをかけてくるのだ。

2016年02月22日(Mon)14時28分配信

text by 神尾光臣 photo Getty Images
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前節初ゴールの本田。チームも好調だが…

本田
前節ジェノア戦で今季リーグ初ゴールを決めた本田圭佑【写真:Getty Images】

 登り調子のミラン。前節ホームでジェノアを破ったことにより、後半戦は6戦で4勝2分。フィオレンティーナとインテルに勝利して、上位陣との差もジワリとつめた。ハードワーク重視の戦術が機能して、チームには一体感が出る。そして攻守両面でチームのために動き回り、スタメンの一角として信頼を勝ち取った本田圭佑にも、ついに前節リーグ戦での今季初ゴールが決まった。チームを一つにまとめ、結果へと結びつけているシニシャ・ミハイロビッチ監督の手腕もメディアは再評価している。

 しかし、簡単に上昇気流には乗らない。この気運の中で自らの存在をアピールせずにはいられるものかと、前面に出てきた者がいるのだ。シルビオ・ベルルスコーニ名誉会長である。

 2月20日に会長就任30周年を迎えるにあたり、いろいろな媒体のインタビューに出ては、過去と現在、今後のミランのことについて言及をしまくった。そしてとうの20日には、派手にミラネッロにヘリで乗り付けた後、いろいろセレモニーやパーティーをしまくった。

 思い出話に花を咲かせるとともに「ゆくゆくはオールイタリア人による新しいサイクルを作りたい」と発言するくらいなら可愛いもの(この内容自体は前からなので驚きはない)。厄介なのは、現場へのプレッシャーも堂々と掛けることだ。標的はミハイロビッチ監督と、その戦術である。

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