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充実したネットサービス、専用スタジアムの増加。成長著しい米MLSについて知っておきたい10のトピック【編集部フォーカス】

6.年俸上限が設定されているが例外も

年俸上限を超える指名選手を獲得する制度は「ベッカム・ルール」とも呼ばれる
年俸上限を超える指名選手を獲得する制度は「ベッカム・ルール」とも呼ばれる【写真:Getty Images】

 各クラブのアカデミーが発展しており、そこからトップチームに昇格する選手が増えている。そのいっぽうで、大学を卒業してMLS入りを果たす選手もおり、彼らはスーパードラフトに参加して各クラブに加入することができる。

 各クラブにはサラリーキャップがある($3,490,000:約4億円)。選手の上限年俸は$436,250(約5,000万円)だが、大金を必要とする国外選手の獲得のために、「デジグネイテッド・プレーヤー(指名選手、Designated Player:DP)」という制度があり、3人まで年俸上限を超える事ができる。これは「ベッカム・ルール」と呼ばれている。

 MLSは「フランチャイズ制度」を取っているため、全選手がクラブではなくリーグと契約をするかたちになっている。また、昨年からフリーエージェント制度が導入され、28歳以上で8年間MLSでプレーした選手が、その制度を利用することができる。

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