「自分のレベル」を示したロナウド。流れを引き寄せる個人能力。それでも消えない“ケチ”

リーガエスパニョーラ第28節、レアル・マドリーはホームでセルタと対戦。前半はリードを奪ったものの内容は互角の展開。しかし、後半にはクリスティアーノ・ロナウドが4得点を奪うなど7-1と圧勝。ロナウドは、物議を醸した自らの発言を証明したが…。

2016年03月06日(Sun)11時21分配信

text by 海老沢純一 photo Getty Images
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厳しい視線を注がれ続けるロナウド

クリスティアーノ・ロナウド
マドリーで活躍を続けるクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

「もし全員が自分と同じレベルだったら、今頃首位だ」

 クリスティアーノ・ロナウドが放ったとされる発言は、遠く離れた日本でも物議を醸すほどの波紋を呼んでいる。確かにチームスポーツにおいて、このような独善的な発言は他の選手たちとの軋轢を生む要因となりやすい。本人は「フィジカル面のことだ」と釈明したが、ダービーでの敗戦後だけに少々感情的になって思わず発してしまったのだろう。

 その後に行われたアウェイでのレバンテ戦では、先制ゴールを決めて勝利に貢献した。それでも、やはりクリスティアーノ・ロナウドに注がれる視線の厳しさは変わらない。

 そんな状況で再び迎えたホームゲーム。相手は6位に位置するセルタ。アウェイでの前回対戦では自らの先制ゴールもあり3-1で勝利を収めているが、点差に関わらず試合内容で見れば、戦術レベルは高くかなり面倒なチームである。

 また、現在のレアル・マドリーのチーム状態は最悪ともいえるもの。マルセロとベイルは復帰してベンチ入りしたものの、クロースとモドリッチ、そしてベンゼマが欠場。ハメス・ロドリゲスはロナウド以上に苦しい事態に陥っている。

 その結果、この日の先発メンバーはDFラインをダニーロ、セルヒオ・ラモス、ペペ、カルバハル、中盤はカゼミーロをアンカーにイスコとコバチッチが組み、ロナウドとルーカス・バスケスのウイングと最前線には18歳のマジョラルが入った。

 当初の世界選抜クラスのメンバーからは大きく戦力は落ちており、ロナウドの発言もあながち間違いではない。しかし、この逆境ともいえる状況は、喚き続ける周囲に向けて自らの力を見せつける絶好の機会ともいえる。

 特に、前回のホームゲームではアトレティコとのダービーで敗れているだけに、ロナウドにとってこの日のパフォーマンスは重要なものとなる。

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