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香川真司 8年前

トップ下・香川を熟練させる格好の相手だが…。トゥヘルの“起用の法則”は破られるか

ブンデスリーガ第27節、ドルトムントはアウェイでアウクスブルクと対戦する。後半戦以降、トーマス・トゥヘル監督はリーグでのアウェイ戦に香川真司を起用しない方針を出している。しかし、トップ下として熟練するためにもアウクスブルクは格好の相手ともいえる。(取材・文:本田千尋)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

今季2戦2勝。「攻撃のクオリティ」で上回る

ワインツィアル監督
アウグスブルクのワインツィアル監督【写真:Getty Images】

 監督ワインツィアルは、ドルトムントを倒すには110%の力が必要だと考えているようだ。2016年3月20日のブンデスリーガ第27節、FCアウクスブルクはホームにボルシア・ドルトムントを迎え撃つ。

 現在13位のアウクスブルクは、後半戦でBVBとは対照的な成績を残している。ヨーロッパリーグも含めた12試合を終えて、1勝5敗6分と勝利はわずかに1回のみだ。2月21日の第22節ハノーファー戦に1-0で勝利してから、およそ1ヶ月に渡って勝ち星に恵まれていない。

 ELも前BVB監督のクロップ率いるリバプールに2戦合計0-1で敗れて、ラウンド32で敗退した。ELも含めて、後半戦に入って無敗のドルトムントとは対照的な姿を描いている。

 アウクスブルクの監督ワインツィアルもまた、その「無敗」について触れながら、BVBのことを「信じられないほどの攻撃のクオリティ」と形容した。ドルトムントとの彼我の差を意識せずにはいられないようだ。

「自分達を信じて110%の力を出せば、結果を手にすることが出来る」

 今季はリーグ戦とカップ戦で既に2度対戦して2勝しているドルトムントにとってアウクスブルクは、さほど難しい相手ではないだろう。昨年10月25日のリーガ第10節は5-1で圧倒して、12月16日のポカールも2-0で快勝している。

 アウクスブルクはしっかりとした守備組織からの速攻を得意とするチームだが、過去の2試合と「攻撃のクオリティ」を考えれば、崩し切ることは十分に可能である。

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