宇佐美はもう若手ではない――。代表で輝くために求められる“活かし活かされる”関係性

明日にシリア戦を控えた日本代表。アフガニスタン戦ではベンチを温めた宇佐美貴史が先発に予想されている。チーム最年少ではあるが世界基準で見れば若手ではない。チームの核になるような動きが求められている。鍵は左サイドでコンビを組む長友佑都との連携だ。(取材・文:元川悦子)

2016年03月28日(Mon)11時18分配信

text by 元川悦子 photo Dan Orlowitz , Getty Images
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難敵のシリア。最終予選前哨戦とも言える一戦

香川真司
香川真司【写真:Getty Images】

 2018年ロシアW杯アジア2次予選最終戦となる29日のシリア戦(埼玉)が明日に迫ってきた。すでに最終予選進出を決めている日本代表は9月から始まる決戦を見据え、選手たちが率先して食事会やミーティングを実施するなど、早くも臨戦モードに突入している。

「やはり1位で上に行かないといけないですし、ホームでやる試合なんで、代表が勝つためにプレーしたい」と24日のアフガニスタン戦(埼玉)で途中出場ながら躍動感を欠いた香川真司(ドルトムント)も気合を入れ直していた。

 日本同様、最終予選進出を決めているシリアとは昨年10月に中立地・オマーンで対戦し、3-0で勝利しているが、後半10分に本田圭佑(ミラン)がPKで先制するまでは相当苦労した。底力がある相手だけに、最終予選前哨戦とも言っていい一戦だ。

「特に前半はハードなコンパクトなディフェンスで戦ってくる。その中でどう辛抱強く戦っていくかが大事になってくる」と香川も強調したように、前半の厳しい時間帯をどう乗り切るかが勝負の分かれ目になりそうだ。

 アフガニスタン戦の前半もそうだったが、相手も立ち上がりは中央のスペースを確実に閉めてくる。となると、強引に中をこじ開けようとしても難しい。その事態を想定して、サイドを有効活用しながら攻めを組み立てるのが重要な攻略法の1つとなる。

「やはりサイドからの攻撃が1つキーになる。前の試合はなかなかクロスが合わなかった。引かれた相手、コンパクトに守られた相手に対してどう崩すかというのは、サイドからの攻撃の質が大事になる。そこを1人ひとりが意識して戦う必要がある」と香川も語気を強めていた。

 そこで、改めてクローズアップされるのが、両サイドのタテ関係である。

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