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メモリアル弾の香川、途中出場も何のその「必ずチャンスはあると思っていた」

text by 編集部 photo by Getty Images

香川真司
大きな活躍を見せた香川真司【写真:Getty Images】

 ブンデスリーガ第28節が現地時間2日に行われ、ドルトムントはブレーメンと対戦。日本代表MF香川真司のゴールなどで、3-2の勝利をおさめている。

 香川はこの試合、エリック・ドゥルムとの交代で74分から途中出場を果たす。その3分後の77分に値千金となる同点ゴールを決めて、劇的な勝利へとつながるきっかけを作った。香川自身にとってブンデスリーガ100試合目の出場となった試合でのメモリアルゴールである。

 香川は3月29日に行われたシリア戦でも日本代表のメンバーとして出場し2ゴールを決めていた。代表戦での勢いをそのままに挑んだ一戦。香川は「代表で良い結果、良い形で終わることができたので、この流れを自分で続けなければいけないなと思いました。今日はすごく大事な試合だったので、この流れを継続してっていうのは常にあったし、すごく意識していたので結果につながって良かったです」と語り、良い流れをリーグ戦に持ち込めたことを明かしている。

 また、先発出場でなかったことに関しては「(頭から行きたかったと思うことは)なかったですよ。むしろこういう戦いは後半の方が必ず必要性を感じる場面がでてくるし、前半のような動かないゲーム展開というのは予想していたので、必ずチャンスはあるだろうなと思っていました。コンディションも良かったので、しっかりと準備ができていたと思います」とコメントし、途中出場からでも”やってやろう”という気持ちがあったことを明かした。

 ただ、交代で入った直後に勝ち越し点を許している。そういった難しい状況に直面した香川だったが「全然諦めてなかったですし、10分から15分は時間があったので、”必ず行けるだろう”とそういう気持ちでずっといました」とし、「良いボールが来たので、しっかりと当てることを意識しました、あそこで、決めるか決めないかっていうのは、すごく今後を左右すると思いましたし、集中して蹴りこめて良かったです」と、ゴールを決める自信があったと語っている。

 リーグ後半戦に入って調子を落とした香川だが、徐々に調子を取り戻しつつある香川。少ない時間でも結果を残せたことで、トーマス・トゥヘル監督に向けて大きなアピールができたのは間違いない。次は7日にヨーロッパリーグ(EL)リバプール戦を控えている。見返してやるくらいの気持ちで、連続ゴールと行きたいところだ。

【了】

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