長友佑都を擁護するロベルト・マンチーニ監督【写真:Getty Images】
インテルを率いるロベルト・マンチーニ監督が、日本代表DF長友佑都を擁護し、同選手にファール判定を下した審判を批難した。3日に伊メディア『フットボールイタリア』が報じている。
現地時間3日に行われたトリノ戦で長友は先発出場を果たした。目立ったミスもなく、後半終盤までしっかりと守備で貢献していたが、72分に相手選手をペナルティエリア内で倒したとしてPKを献上してしまう。
さらに決定機を阻止したこともあり、レッドカードを提示され一発退場となってしまった。このPKが決勝点となり、トリノはインテルに2-1の逆転勝利をおさめている。
だが、マンチーニ監督は長友を責めることなく、審判の判定に関して「長友のレッドカードに関しては、あれは不合理な判定だった。審判は長友とベロッティの接触を伝えていたが、明らかなダイビングであったと発見している」と語り、微妙な判定に疑問を投げかけた。
また、試合内容に関しては「我々は非常に多くのチャンスを作っていたし、トリノにチャンスを与えないまま前半を終えている。我々は試合を完全にコントロールしていたんだ。右サイドの2人の選手はミスがあり、それは絶対にしてはいけないことだった。事件は間違いなく、試合を変えてしまったよ」と語り、途中までは満足のいく試合だったことを明かしている。
ジョアン・ミランダと長友の二人が退場したことは、インテルのゲームプランを大きく変更されることになったのは間違いない。勝利も見えていただけに、残念な結果となってしまった。審判の判定がどうであれ、次節に気持ちを切り替えていくしかないだろう。
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