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浦和、武藤のヘディング弾で王者広州恒大撃破! ACLグループ2位浮上

text by 編集部 photo by Dan Orlowitz

浦和レッズ
武藤のゴールを喜ぶ浦和レッズの選手たち【写真:ダン・オロウィッツ】

【浦和レッズ 1-0 広州恒大 ACLグループステージ第4節】

 AFCアジアチャンピオンズリーグのグループステージ第4節が5日に開催され、浦和レッズはホームで昨季王者広州恒大と対戦した。

 現在グループ首位の浦和は決勝トーナメント進出のため、波に乗り切れず最下位に沈む広州恒大には確実に勝利しなければならない。そのためリーグ戦に続いて主力メンバーを惜しみなく起用した。

 前半は互いにチャンスを作りながら決めきれずスコアレスで終えると、後半に入って52分に浦和が試合を動かす。右サイドを突破した関根がクロスを上げ、ファーサイドから走りこんでいた宇賀神が折り返し最後は中央に詰めた武藤が頭で押し込んで貴重な先制点を挙げた。

 直後の56分、浦和は大ピンチを迎える。広州恒大は中央から浦和ゴールに迫るとJ・マルティネスのポストプレーからパウリーニョがDFを背負って突進しシュートを放つ。ボールはゴールのわずか上に外れて事なきを得たが、ゴールでもおかしくないシーンだった。

 追加点を奪って突き放したい浦和は68分にズラタンを下げて先週末のリーグ戦でもゴールを挙げた好調のエース興梠を投入する。

 72分に再び浦和がビッグチャンスを掴む。柏木の絶妙なスルーパスに抜け出した武藤がシュートを放つがGKの好セーブに阻まれ追加点とはならない。主審はGKが触ったにもかかわらずゴールキックを指示し判定に疑問も残した。

 広州恒大の攻撃に粘り強い守備で対応する浦和は81分に再び決定機を生み出す。左サイドの宇賀神の突破から関根がフィニッシュに持ち込むも、GKの片足セーブに遭いゴールならず。直後の波状攻撃から李や興梠が放ったシュートもGKに処理されてしまった。

 その後も両チーム最後までゴールを目指し攻め続けたが2点目は生まれず。浦和はグループステージ2勝目を挙げグループ2位に浮上。決勝トーナメント進出に望みをつないだ。次節は20日に敵地でシドニーFCと対戦する。

【得点者】
52分 1-0 武藤雄樹(浦和)

【了】

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