フットボールチャンネル

CLベスト8、1stレグ。レアルを復活させた“アンカー”。苦境ヴォルフスの挑戦の行方は…

チャンピオンズリーグ(CL)ベスト8の2日目では、ヴォルフスブルク対レアル・マドリーの一戦が行われる。昨季ブンデスリーガで2位と躍進し、今季のCL出場権を手にしたヴォルフスブルクはクラブ史上初の決勝トーナメント進出でベスト8入りという快挙を達成した。しかし、現在のチーム状態は苦しい。アウェイでのクラシコを制するなど最高な状態にあるレアル・マドリーとの対戦は厳しいものとなるだろう。(文:海老沢純一)

text by 海老沢純一 photo by Getty Images

3戦勝ち星なし。8位低迷のヴォルフスブルク

ジネディーヌ・ジダン
ジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】

 現地時間6日に行われるチャンピオンズリーグ、ベスト8の1stレグ。クラブ史上初のCLノックアウトラウンド進出でベスト8まで駒を進めたヴォルフスブルクは、ホームにレアル・マドリーを迎える。

 ヴォルフスブルクにとっては未知の戦いともいえるこの一戦だが、やはりレアル・マドリーの優位は揺るがないだろう。ブックメーカーのウィリアム・ヒル社のオッズでもヴォルフスブルク4.75倍、ドロー4倍、レアル・マドリー1.67倍という差が付いた。

 加えて、両チームは対照的な状態にある。ヴォルフスブルクは、ブンデスリーガで現在8位と低迷。しかも直近3試合では対戦時17位のホッフェンハイムに0-1、同14位のダルムシュタットに1-1、同6位のレバークーゼンに0-3というスコアで1分け2敗。勝ち星がない状態が続いている。

 逆にマドリーは、2月27日に行われたアトレティコ・マドリーとのダービーに敗れて以降はリーガエスパニョーラで5連勝と状態を持ち直した。特に4月2日に行われたバルセロナとのクラシコでは、アウェイの地で2-1と逆転勝利。チームの士気は最高潮に高まっているはずだ。

1 2

KANZENからのお知らせ

scroll top