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FC東京、森重2発で“爆買い”江蘇蘇寧撃破! グループ首位浮上

text by 編集部 photo by Getty Images

FC東京
森重のゴールを喜ぶFC東京の選手たち【写真:Getty Images】

【江蘇蘇寧 1-2 FC東京 ACLグループステージ第4節】

 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第4節が6日に行われ、FC東京はアウェイで江蘇蘇寧と対戦した。
 
 試合開始前に同じグループの最下位ビン・ズオンが首位全北現代に勝利したため、FC東京は江蘇蘇寧に勝利すれば決勝トーナメント進出の可能性が大きく広がる一戦となった。そのため週末のリーグ戦に出場した多くの主力が先発出場している。

 最初のゴールは30分、コーナーキックの流れからこぼれ球に森重が反応し、ペナルティエリア端からシュート。ボールはネットに吸い込まれFC東京が先制した。

 しかし思わぬ形でピンチが訪れる。先制直後、自陣ペナルティエリア内で味方にパスを出した橋本の足にラミレスが自ら突っ込んで倒れる。すると主審はファウルを取り、江蘇蘇寧にPKが与えられる。それをジョーにしっかり決められわずか4分で同点に追いつかれた。

 冬の“爆買い”で一気にパワーアップした江蘇蘇寧に対し、互角の戦いを挑むFC東京。それでも後半はブラジルトリオにチャンスを数多く作られてしまう。ラミレスを起点にアレックス・テイシェイラやジョーがゴールに迫った。

 FC東京は78分に前田を下げて平山を投入。前線にハイタワーを立てて勝ち越しを狙う。83分、ついに歓喜の瞬間がやってきた。右サイドからのコーナーキックを米本がグラウンダーで中へ入れると、森重が右足で合わせてこの日2点目の勝ち越しゴールを奪った。

 その後江蘇蘇寧のリー・アンが危険なタックルを見舞ってレッドカードを受けて退場し、FC東京は数的有利となる。これ以上スコア動かず1-2でFC東京がアウェイでの貴重な勝ち点3をつかんでグループ首位に浮上した。

 次節は20日にホームで2位全北現代との決戦に臨む。なお森重はこの試合でイエローカードを受けたため累積警告のルールにより次節出場停止となる。

【得点者】
30分 0-1 森重真人(FC東京)
34分 1-1 ジョー(江蘇蘇寧)
83分 1-2 森重真人(FC東京)

【了】

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