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W杯最終予選、対戦国の反応は?「日本は韓国より難しい相手」。各国がハリルJを警戒

W杯アジア最終予選の組み分けが決まった。日本と同組(B組)になった各国はどのような反応なのか。編集部は各国記者や事情通のジャーナリスト、関係者に取材した。(取材・翻訳:ダン・オロウィッツ)

text by ダン・オロウィッツ photo by Getty Images

「(他チーム)はビースト(大物の意味)だ」(タイ代表監督)

キャティサック・セーナームアン監督(タイ代表
タイ代表のキャティサック・セーナームアン監督【写真:Getty Images】

 タイ代表のキャティサック・セーナームアン監督は厳しい戦いを予想する。

「我々はFIFAランキング最下位のチームで難しい展開になるだろう。だが、せっかく最終予選まで進出したので戦える事を信じている。一番大事なのは準備。(他チーム)はビースト(大物の意味)だ。

 10年ぶり以上となる最終予選だが、我々のチャンスだ。戦えることを信じているし、頑張りたい。我々の強さはホームの試合。素晴らしいサポーターの前で、他のビッグチームにサプライズを起こしたい」

 グループ最大のライバルになりそうなのが豪州。やはり現地でも日本を意識した意見が多かった。

 SBSラジオなどで記者を務めるスニール・アワスシー氏は「このグループの方が厳しい」と見ている。

「スター選手の多い日本は、アジア杯の決勝戦で対戦した韓国より難しい相手だ。だが、最近の日本代表の試合(14年W杯、15年アジア杯、シンガポール戦の引き分け)を考えると、決定力不足のイメージが強い。レスターで好調を続ける岡崎慎司がそれを変える可能性はあるかもしれないが。

 サウジ・タイ・UAEはそこまで怖くなく、むしろ要注意すべきはイラクだ。

 豪州がトップ2以内でフィニッシュできない場合、言い訳できないだろう。14年W杯最終予選のようにギリギリ出場権を得るとなれば、適切に準備しているとは言えない」

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