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若手主体のリバプール、急造チームで完敗。スウォンジーは残留確定

text by 編集部 photo by Getty Images

スウォンジー
アンドレ・アイェウがリバプールから2得点【写真:Getty Images】

【スウォンジー 3-1 リバプール プレミアリーグ第36節】

 プレミアリーグ第36節が現地時間1日に行われ、リバプールは敵地に乗り込んでスウォンジーと対戦した。

 完全にヨーロッパリーグ優勝をシーズン最大の目標に据えるリバプールは、メンバーを落としてスウォンジー戦に臨んだ。特に若手が目立ち、GKウォードをはじめスチュワート、スミス、オジョ、アイブ、チリベジャといったほとんどリーグ戦出場経験のない選手たちが先発でピッチに立った。

 やはりと言うべきか、急造チームのリバプールは守備時のプレスが安定せず連携不足を露呈する。その甘さを突いたスウォンジーは20分にアイェウ、33分にはコークがゴールを奪って前半のうちに2点リードを手にした。

 完全に主導権を握られたリバプールのクロップ監督は素早い判断で流れを変えようと試みる。後半開始から中盤で狙われていたチリベジャを下げてルーカスを、精彩を欠いたコウチーニョに代えてベンテケを投入した。

 それでも大勢に変化はない。65分にベンテケが追撃の1点を奪ったものの、直後の67分にアイェウにこの日2ゴール目となる決定的な一発を浴びてしまう。さらに76分には若いスミスが2枚目のイエローカードを提示されて退場処分となり、リバプールは力尽きた。

 勝ったスウォンジーは勝ち点3を積み上げて来季のプレミアリーグ残留を確定させた。リバプールは若手にチャンスを与えたものの、次につながるゲームにできず3-1で完敗。ベンテケのミスマッチ感や控え選手に貧弱ぶりが露呈する一戦となった。

【得点者】
20分 1-0 アイェウ(スウォンジー)
33分 2-0 コーク(スウォンジー)
65分 2-1 ベンテケ(リバプール)
76分 3-1 アイェウ(スウォンジー)

【了】

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