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レスターが過ごした“夢のような10ヶ月”。残留目標から優勝へ、勝ち取った栄光への道程【編集部フォーカス】

奇跡のプレミアリーグ優勝を果たしたレスター・シティ。チームの躍進はもちろんだが、ヴァーディーの11試合連続ゴール、マハレズのPFA年間最優秀選手選出など、開幕前には想像もつかなかった出来事が次々と起き、残留争いに関わると見られたクラブが過ごしたシーズンはまさに“夢のような”ものとなった。今回は、世界中で感動を呼んだレスターの快進撃を1ヶ月ごとに振り返る。

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部

8月:マハレズの躍動、最高のスタート

開幕から連続ゴールを記録したマハレズ
開幕から連続ゴールを記録したマハレズ【写真:Getty Images】

【試合結果】
■プレミアリーグ第1節 8月8日(土)
レスター 4-2 サンダーランド(H)
得点者:ヴァーディー、マハレズ2、オルブライトン

■プレミアリーグ第2節 8月15日(土)
ウェストハム 1-2 レスター(A)
得点者:岡崎、マハレズ

■プレミアリーグ第3節 8月22日(土)
レスター 1-1 トッテナム(H)
得点者:マハレズ

■キャピタルワン・カップ2回戦 8月25日(火)
バリー 1-4 レスター(A)
得点者:ドゥドゥー3、クラマリッチ

■プレミアリーグ第4節 8月29日(土)
ボーンマス 1-1 レスター
得点者:ヴァーディー

【8月終了時順位】
3位

 開幕から4試合無敗で終えたレスターは3位につけ、プレミアリーグに少なからず驚きをもたらした。昨季ギリギリで残留を決めたチームが好調を維持していることを偶然とする者は多く、この段階で優勝するとは全く思われていなかった。

 リヤド・マハレズは開幕から絶好調で得点ランキング首位に立ち、大ブレイクの予感を漂わせたが、ジェイミー・ヴァーディーがスーパーなストライカーであることはこの段階でまだ誰も信じていない。

 マインツから加入したばかりの岡崎慎司はいきなりスタメンに抜擢されると、開幕から2試合目でプレミアリーグ初ゴール。最高の形でスタートを切った。

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