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岡崎、キリンカップは内容も追求「自分たちの今後の指針になる」

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岡崎慎司
岡崎慎司【写真:編集部】

 日本代表候補メンバーの海外組は26日、千葉県内でトレーニングを行った。

 岡崎慎司は、プレミアリーグ優勝の後も忙しい日々を送っていた。この1週間は「チームの会があってパレードをやって、タイでもパレードをやってという感じでした。タイを訪れていろいろ回って仕事して…。あとは家族とロンドンでまた過ごした」と振り返った。

 レスターが成し遂げた“ミラクル”は世界中を驚愕させたが、その一員として戦った岡崎もタイトルの価値を理解している。

「やれないことはない、ということをチームが証明した。ひとりじゃなくてチームが自分の特徴を最大限活かせばやれないことはないと。みんなが言う奇跡が起こせる事実を証明したと思う」

 来シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)にも出場する。欧州最強を決める大会を見据え、岡崎は「まずチーム自体がいろいろ代わると思う。選手も変わるだろうし、意識も変わるだろうし」と話す。

 リーグと欧州カップ戦を並行することは決して簡単ではない。だからこそ「自分が必ず必要になると信じているし、その中で結果を残してストライカーの位置に入っていくことが最大の目標。プレミアリーグで2桁というのもそうだし、CLでもできるだけ点を取るっていうのが必要だと思う」と決意を語った。

 新シーズンに弾みをつける意味では、今回のキリンカップも重要だ。ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、デンマークが参加するが、デンマークのカスパー・シュマイケルは岡崎の同僚だ。「知っている選手と対戦できるのは楽しみだし、ホームなので僕たちには勝たなきゃいけない理由がある」と必勝を誓った。

 さらに「相手の強さは対等もしくは上だと思うんですけど、そういうチームに対して自分たちがどういうサッカーをしていくっていうは今後の指針になる」と話し、結果だけでなく内容にもこだわる姿勢を示した。

【了】

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