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ミラン、中国資本への売却交渉が佳境に。合計約864億円で来月にも合意へ

text by 編集部 photo by Getty Images

シルビオ・ベルルスコーニ名誉会長
ミランのシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長【写真:Getty Images】

 日本代表のMF本田圭佑が所属するミランは、6月15日から20日までにミランの株式70%を中国企業グループに売却するようだ。26日付け中国紙『チャイナ・デイリー』が報道している。

 中国企業グループは、まずはミランの株式の70%を購入し、それから取引全体の合計が約7億ユーロ(約864億円)になるように残りの30%の株式を購入するための取引を行うつもりのようだ。そして同クラブのシルヴィオ・ベルルスコーニ会長は、中国グループが残りの30%を獲得するまで間、少なくとも後もう2年~3年間は会長職に留まることになるという。その最終的な合意は6月15日から20日の間にされるようだ。

 翌日の27日にベルルスコーニ会長は、イタリアメディア『テレ・ラディオ・ピュウ』で改めてクラブ売却の意思を認めている。

 ベルルスコーニ会長は「30年間オーナーを務めて来た今、私にとってクラブを別の者の手に渡す時が来たように思う」とかねてから言及して来たクラブ売却の可能性を改めて認めた。そして、先日には「できればイタリア人の手に渡したい」と発言した同会長だが、「イタリア人でも外国人でもミランを主役にさせることができ、そして毎年チームへの投資に励む者にクラブを渡したい」とクラブの将来のためなら買い手を問わないとも述べている。

 約1年間に渡って騒動されて来たこのミラン売却話に遂に終止符が打たれるのか? その去就から目が離せない。

【了】

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