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ミラン、またも得意の0円補強? 元リバプールのベテランDF獲得へ

text by 編集部 photo by Getty Images

ダニエル・アッガー
ダニエル・アッガー【写真:Getty Images】

 本田圭佑が所属するミランは、今夏の移籍市場でもお金をかけず選手を獲得する“0円補強”を積極的に活躍していくようだ。

 伊紙『トゥットスポルト』によれば、ミランはデンマーク代表DFダニエル・アッガーの獲得に興味を示しているという。同選手は今夏限りで現在所属するブレンビーとの契約が満了となるため、新たなチームを探している。

 また、当初はデンマーク代表の一員として3日に開幕するキリンカップのため来日する予定だったものの、移籍の可能性を考慮してオーゲ・フリトヨフ・ハレイデ監督に招集辞退を申し出てチームへの合流を見送っていた。

 現在31歳のアッガーは2014年にリバプールを退団して母国の古巣ブレンビーに復帰したものの、1年目は度重なる膝の負傷に悩まされてリーグ戦19試合の出場にとどまった。今季は24試合に出場したものの、元々怪我の多い選手で1年を通して健康体を保ったシーズンはほぼない。

 かつてはバルセロナからの関心も伝えられた優秀なセンターバックだったが、いまや獲得に手を挙げるクラブは少なくなった。今月末でフリーになるアッガーにはミランの他に、リバプール時代の恩師ラファエル・ベニテス監督が率いるニューカッスルが関心を示している。

 世界的に見ても貴重な左利きのDFで、まだまだ第一線で活躍できる年齢ではある。恩師のもとへ馳せ参じ1年でのプレミアリーグ復帰を目指すニューカッスルのためにプレーするか、セリエAで復権を目指す名門での挑戦を選ぶか、アッガーとミランの決断に注目が集まる。

【了】

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