フットボールチャンネル

メッシ、5億円の脱税容疑で出廷。禁錮1年1ヶ月の可能性も「何も知らなかった」

text by 編集部 photo by Getty Images

リオネル・メッシ
脱税容疑で出廷したリオネル・メッシ【写真:Getty Images】

 バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、脱税の容疑でバルセロナの裁判所に出廷した。2日、スペイン紙『マルカ』が報道している。

 メッシと父親のホルヘ・メッシ氏は、2007年から2009にかけて特に同選手の肖像権収入に絡む脱税目的でタックスヘイブン(租税回避地)に会社を設立したようだ。それにより、両者は420万ユーロ(約5億円)を脱税したとしてスペイン税務当局から告発されている。有罪判決が下された場合には、両者に対して1年10ヶ月の禁錮刑が求刑される恐れがあるようだ。

 父親と共に出廷したメッシは、「書類にサインをしたのは僕の父親を信じていたからだよ。僕は騙されているかもしれないなんて一度も考えたことはなかった」と自己弁論している。そして、「この問題に一度も興味を示したことはないんだ。だから、法を犯していたなんて知らなかった」と父親によってされた決断に何一つ関与していなかったことを説明すると、「何も知らなかったし、僕はサッカーをすることしか考えてはいなかったんだ。僕の父親と弁護士を心から信頼していた」と付け加えている。

 前日の1日に行われた2回目の尋問では、法廷で尋問を受けた全ての証人がメッシには何一つ罪の責任がないことに同意したようだ。そして父親も、「私は法的な問題について詳しくない。私は息子をサポートし、サッカーについてだけ考えさせようとしながら、彼の人生を楽にさせたかっただけなんだ」と無実であることを主張しているという。

 果たしてメッシの無実は証明されるだろうか。その去就に全世界の注目が集まる。

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top