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日本代表 8年前

英国人が見たボスニア戦「ブルガリア戦より学んだ事が多い」「負けて良かったこともあった」

日本代表は7日、キリンカップ決勝戦でボスニア・ヘルツェゴビナと対戦して1-2で敗れた。この試合中、現地で取材をするイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に随時話を聞いた。
(話し手:ショーン・キャロル氏【吹田】)

シリーズ:英国人が見た○○戦 text by 編集部 photo by Getty Images , Dan Orlowitz

「キリンカップはタイトルじゃない」「清武の存在感は大きくなってる」

清武
先制点を決めた清武弘嗣【写真:ダン・オロウィッツ】

――今日は吹田スタジアムで初めての代表戦ですね。よくプレミアリーグのスタジアムと比較されますが、ショーンさんはどう思いますか?
「今日でこのスタジアムは3回目。外から見るとあまり奇麗ではないけど、中は日本のスタジアムとしては非常に良い。本当に見やすいし、雰囲気も良いね。でもプレミアリーグとはちょっと違う。応援の仕方が違うので、比較するのは難しいな」

――この試合で注目すべきポイントはどこでしょうか?
「ボスニアのモチベーション。しっかりと戦えば面白いゲームになる」

――今日のショーンさんの注目選手は誰ですか?
「高徳だね。DFは4分の3は先発が決まってるみたいだけど、右サイドバックはまだでしょう?」

――この試合で勝てば“タイトル獲得”とテレビでは何度も報じられています。このキリンカップはタイトルといえるのでしょうか?
「いえないね。タイトルじゃないから、“タイトルを獲った”という影響はない。もちろん欧州のチームと戦う経験は役立つけどね」

――前半も20分が経過しました。今日のボスニアはモチベーションは高そうです。
「そうだね。でも、その方がいい。課題について反省しないといけない。(ブルガリア戦で)7-2で勝っても課題はあったからね」

――清武が先制点を決めました。最近の清武は代表でも調子がいいですね。
「そうだね。代表の存在感がどんどん大きくなってる」

――でもその直後に1点を返されてしまいました。ゴールを決めたジュリッチは198cmですが足元もうまくて良い選手ですね。
「彼は良い選手。何回も危険なシーンの起点になったし、フィジカルも強い。少しイブラヒモビッチみたいだね」

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