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アフリカ屈指の名将が心臓発作で死去。母国ナイジェリアをW杯ベスト16に導く

text by 編集部 photo by Getty Images

ケシ
ステファン・ケシ氏【写真:Getty Images】

 ナイジェリアサッカー協会(NFF)は、同国代表の元選手で監督も務めたステファン・ケシ氏が心臓発作により亡くなったことを発表した。享年54歳。英放送局『BBC』など複数メディアも報じている。

 ケシ氏は現役時代にベルギーのアンデルレヒトやフランスのストラスブールなどでプレー。1981年から1995年にかけてナイジェリア代表として64試合でプレーし、キャプテンも務めた。

 引退後は母国ナイジェリア代表のアシスタントコーチを経て、2004年にトーゴ代表を率いて監督キャリアをスタートさせると、同国史上初のW杯出場権(2006年ドイツ大会)を獲得した。

 また、2013年に南アフリカで開催されたアフリカネイションズカップで母国ナイジェリアを優勝に導き、翌年のブラジルW杯では4大会ぶりとなるベスト16に進出している。

 ケシ氏は“ザ・ビッグボス”の愛称でアフリカ屈指の名将として知られており、NFFのアマジュ・ピニック会長は「ケシはスーパーヒーローだった。彼の死はナイジェリアサッカーだけでなく、ナイジェリアという国にとって大きな損失である」と追悼の意を表している。

【了】

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