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EURO開催中のスタジアム、荒れたピッチを“塗装”でカモフラージュ。怪我の心配も

text by 編集部 photo by Getty Images

スタジアム
EURO2016で使用されているスタジアム【写真:Getty Images】

 リールのスタジアムのピッチは、芝生の酷い状態を誤魔化し、そして芝生が無い部分を覆うために緑色で塗装されたようだ。19日付のフランス紙『レキップ』が報じている。

 リールのスタジアムであるスタッド・ピエール=モーロワでは、EURO2016の試合が6試合行われる予定だ。グループステージではドイツとウクライナ、ロシアとスロバキア、スイスとフランス、そしてイタリアとアイルランドの4試合が行われ、ベスト16と準々決勝で1試合ずつ行われる予定となっている。

 しかし、同スタジアムのピッチコンディションは、このEUROの開催地で最悪だと考慮されているようで、選手の怪我が懸念されているようだ。

 土の盛り上がりや危険な穴といったそれら全てを誤魔化す為に緑色で塗装された芝生がとても酷い状態であることから、フランスとスイスが対戦するまでに許容範囲内の状態にするようグラウンドキーパーらは残業をさせられたようである。

 欧州サッカー連盟(UEFA)は、状況を悪化させることを避けるために、アイルランドとイタリアが対戦する日の前日に予定されていた同スタジアムでの練習をキャンセルした。

 その上同紙は、そこで使用した塗料は看板の塗装に使用されるものと同じ塗料を使用しているとからかってもいるようだ。

 果たして選手に怪我をするリスクを負わせないほどのピッチコンディションまで改善させることができるだろうか。

【了】

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