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クロアチアの会長、”問題行動”起こしたフーリガン非難「私の国を傷つけただけ」

text by 編集部 photo by Getty Images

ダヴォール・シューケル会長
クロアチアサッカー協会のダヴォール・シューケル会長【写真:Getty Images】

 クロアチアサッカー協会のダヴォール・シューケル会長が、ピッチ上に発煙筒や爆竹を投げ込むなどして、問題行動を起こしたクロアチアのフーリガンを非難した。20日にスペインメディア『マルカ』が報じている。

 現地時間17日にEURO2016が行われ、クロアチア代表はチェコ代表と対戦した。この試合中に、クロアチアサポーターが陣取るスタンドから発煙筒などがピッチ上に投げ込まれ、試合が一時中断する事態となっている。

 試合前には、この行動が予告されていたが、スタジアムのセキュリティは防ぐことができなかった。クロアチアはその後、集中力を乱された影響なのか、チェコに同点に追いつかれている。クロアチアのシューケル会長は、フーリガンによるこの一連の行動を非難した。

「フーリガンの行った選択は、私の国を傷つけただけだ。今、私は一つの事柄を明確にしたい。暴力では勝つことができないし、サッカーはフィールド上で行われているんだ。国は行動を起こすだろうし、彼らと戦うために全力を尽くすだろう」

 クロアチアサッカー協会に不満を持つ一部の一派が起こした事件だが、欧州サッカー連盟(UEFA)からクロアチアに対して処分が下る可能性もある。また、次のスペイン戦でも同様の行動が予告されており、緊迫した状況が続いている。

【了】

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