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イギリスのEU離脱でサッカーへの影響は? EU加盟国選手もビザ取得が必要に

text by 編集部 photo by Getty Images

プレミアリーグ
イギリスのEU離脱でプレミアリーグにも影響が【写真:Getty Images】

 イギリスのEU離脱の是非を問う国民投票が現地時間23日に行われ、開票の結果、離脱派が残留派を上回り、イギリスのEU離脱は決定的となった。

 この結果によって世界経済は大きな打撃を受けると言われており、すでに英ポンドも急落し始めている。

 EU離脱は、イングランドのサッカーにも影響を及ぼすことは避けられなくなりそうだ。これまでEU加盟国の国籍を有している選手は就労ビザを必要としていなかったが、EU離脱によって加盟国の選手でもビザは必要となる。

 プレミアリーグでプレーするためにはA代表での出場数の規定を満たす必要があり、過去にも日本人選手の移籍が実現しなかったケースはあった。

 今日のプレミアリーグにはフランスやスペインを始め多くのEU加盟国の国籍を持つ選手がプレーしているが、今後はこういった選手がプレミアリーグに移籍する際のハードルは高くなる可能性がある。

 ただ、近年のプレミアリーグは外国人選手の増加および自国出身選手の減少が危惧されていたが、この決定によって英国出身選手が増えることも考えられる。いずれにしても選手のビザ取得に関しては今後移籍する選手が対象となる。

 EU離脱は2018年に行われるため、その間に何かしらの措置が取られることも考えられる。

【了】

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