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「準決勝か決勝だ」シャビ、早すぎるスペインとイタリアの対戦を惜しむ

text by 編集部 photo by Getty Images

シャビ・エルナンデス
元スペイン代表のシャビ・エルナンデス【写真:Getty Images】

 スペイン代表のEURO連覇の立役者、元代表のシャビ・エルナンデスが、現地6月27日のイタリアvsスペイン戦について、そのあまりに早すぎる対戦を惜しんでいる。24日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 現在はカタールでプレーするMFは「この両チームがこんなに早く対戦するとは非常にアンラッキーだ。準決勝、あるいは決勝とも言うべきカードだ」と両チームの早すぎる激突を惜しんでいる。

 そして、試合の展開について「イタリアがポゼッションを望まない以上、スペインがゲームを支配する」と予想するも、「彼らは激しい戦いを好むが、これはスペインにとって最悪の相手だ。近年でこそ勝ってはいるが、いつも負けるのではと感じていた」とイタリアへの苦手意識も口にしている。

 さらにシャビは「イタリアはバルセロナに少し、そしてアトレティコ・マドリーにも少し似ている」とスペインの強豪2チームとの共通点を見出し、「かつて、チリやオランダはスペインに対し3-5-2で挑んできて、僕らは敗れた。これは、高い位置でプレッシャーをかけたいチームにとって難しいシステムだ」と同じシステムを採用しているイタリアを警戒した。

 あまりに早すぎる前回大会決勝の再現は、今大会の流れに大いに影響をもたらす一戦になりそうだ。「スペインにとっては難しい試合になる」と語るシャビの言葉通りの試合になるのだろうか。3連覇への大きな関門がやってきた。

【了】

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