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スペイン3部クラブ主将が「太ももの負傷」で死去。葬儀に4000人のファン集結

text by 編集部 photo by Getty Images

リーガ
スペインで筋トレ中の事故による死亡者が…【写真:Getty Images】

 現役選手の突然死は度々報じられるが、この度スペインでは3部クラブの選手が不慮の事故によって命を落とした。

 今季スペイン・セグンダB(3部)を戦うリナレス・デポルティーボは、「キャプテンのフラン・カルレス」が死去したと発表した。

 死因はなんと「太ももの負傷」だった。スペイン紙『エル・ムンド』などによれば、フラン・カルレスはマラガのホテルに滞在しながらジムでトレーニングに励んでいたという。そこでウェイトを太ももに落としてしまった。

 本人は負傷箇所を放置していたが、筋肉の損傷による内出血が広がって腎臓にまで達して障害を引き起こし、本来そこで処理されるはずだった毒素がそのままの状態で全身に回ってしまった。

 その後体調不良を訴えて病院に運ばれたフラン・カルレスは緊急手術を受けたが、その時点で多臓器不全を引き起こしており手遅れだった。そして懸命の治療もむなしく8日午後息を引き取ったという。

 現地時間10日にはリナレス・デポルティーボの練習場で葬儀が行われた。そこには4000人ものファンが駆けつけ、チームキャプテンの死を悼んだ。昨季は33試合に出場していた大黒柱はまさかの形で26年の生涯を閉じている。

【了】

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