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大怪我させた上海上港DF、デンバ・バに謝罪。一方で上海申花は意見書を提出

text by 編集部 photo by Getty Images

デンバ・バ
病院で入院しているデンバ・バ【写真:Getty Images】

 中国スーパーリーグの上海申花に所属するセネガル代表FWデンバ・バは現地時間17日に行われた上海上港との試合中に負傷し入院している。そこへ、大怪我をさせてしまったDFスン・シャンが面会に訪れ謝罪した。18日に中国紙『上海デイリー』が報じている。

 デンバ・バはボールを追いかけている最中にスン・シャンからタックルを受けた。よろけたところに左足を引っ掛けられたことで足が折れ曲がる大怪我を負ってしまった。その後、担架でピッチ外に運び出された後に病院に搬送されている。

 この件に関して上海申花は中国サッカー協会(CFA)に対して「我々の選手デンバ・バは、相手の選手スン・シャンに意図的に蹴られた。脛骨と腓骨を骨折しており、重傷であると病院から報告があった。これは目に余るファウルだった」との意見書を提出し、「我々は試合のビデオを見直し、中国スーパーリーグに対して処罰を促す」との声明を出している。

 スン・シャンはこの事態を重く受け止めており、デンバ・バが搬送された病院に訪れ謝罪したという。これについて同選手は「罪悪感を感じたので僕は謝罪にきた。彼がすぐに回復することを願っている。ピッチ上の物理的な接触は避けられなかった。あれは間違いなく意図的ではなかった」とコメントした。

 また、一方で「デンバ・バは理解してくれた。彼は”これも人生。過去のことは水に流すよ”と言ってくれた。僕は大怪我をさせてしまったことを、最初で最後にしたいと思う」と語り、デンバ・バと話した内容について説明した。

【了】

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