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強制送還のサコ、原因は”3度の遅刻”。クロップ監督が説明「ルールを尊重する必要がある」

text by 編集部 photo by Getty Images

ママドゥ・サコ
アメリカツアーから離脱したママドゥ・サコ【写真:Getty Images】

 アメリカツアーに帯同していたフランス代表DFママドゥ・サコがイングランドに帰らされた件について、リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督が理由を説明した。28日に英紙『ガーディアン』が報じている。

 サコはアキレス腱を負傷していたもののチームに残りアメリカで治療を続けていた。しかし突然、イングランドに戻ったとの情報が流れ、各メディアはサコの生活態度が原因と報じている。その後、クラブ側からは何も情報が発信されなかったため詳細が不明となっていた。しかし今回、クロップ監督がその理由について説明した。

 まず、サコとの関係について「深刻な状況ではない」と語り、関係が悪化したことが原因ではないと説明している。続けて「彼は飛行機が出発する時間に間に合わず、練習にも遅れた。その後、食事の時間にも遅刻してきたんだ」と語り、3度の遅刻でチームに迷惑をかけていたことを明かしている。

「私はここでチームを作る必要がある。これから新しいことを始めるんだ。だから彼をリバプールに帰したことは間違っていないと思うし、我々も8日後には戻る。そこで話し合いたいと思うよ。しかし、それほど深刻な状況ではない。我々はいくつかのルールを設けており、それを尊重する必要がある。もし、誰かがそれを破ったのなら、私もそれに対応する必要がある。ただ、それだけのことだよ」

 また、一方で「私は選手に罰金を科すのは好きではない。人生の中でそれを行ったことはほとんどないよ。何が正しいのかを一緒に学んでいくことの方が大切だと思っているんだ」とコメントし、厳罰は与えたものの罰金を科すことはないと明言した。選手思いの監督のもとで、今後はサコもチームの模範となる選手に成長するかもしれない。

【了】

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