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日本、ネイマール擁するブラジルに2失点完敗。五輪に向け課題が浮き彫りに

text by 編集部 photo by Getty Images

ネイマール
ブラジル代表のネイマール【写真:Getty Images】

【U-23ブラジル代表 2-0 U-23日本代表 国際親善試合】

 リオ・デ・ジャネイロ・オリンピックに挑むU-23日本代表は現地時間の30日、U-23ブラジル代表と国際親善試合を戦った。

 注目のネイマールは先発出場。レアル・マドリーとマンチェスター・シティが獲得を狙う“ロナウド2世”ことガブリエル・ジェズス。そして、バルセロナ、ユベントス、インテルが狙う“ネイマール2世”ことガブリエル・バルボサ“ガビゴル”も先発に名を連ねた。両チームのスターティングメンバーは以下。

【日本:4-5-1】
GK:中村
DF:室屋、藤春、植田、塩谷
MF:遠藤、原川、矢島、中島、南野
FW:興梠

【ブラジル:4-3-3】
GK:ウイルソン
DF:ゼカ、カイオ、マルキーニョス、D・サントス
MF:ラフィーニャ、チアゴ・マイア、フェリペ・アンデルソン
FW:ガビゴル、G・ジェズス、ネイマール

 試合を支配するのはブラジル。ネイマールとガビゴルを中心にサイドで起点を作り、G・ジェズスを裏に走らせてチャンスを伺っていく。

 するとブラジルに大きなチャンスが生まれる。右サイドからF・アンデルソンがボレーシュートを放つも、ここはGK中村が素晴らしいセービングで防ぐ。中村は直後にも鋭い飛び出しをみせ、ゴールを割らせない。

 27分にも再びブラジルが攻め立てる。ネイマールがF・アンデルソンとワンツーで抜け出しシュートを放つも、何とかDFのクリアでコーナーキックに逃れた。

 そして33分、ついにブラジルが先制に成功する。左サイドからガビゴルがドリブル突破で植田を交わすとそのままシュートをゴール右隅に突き刺した。その後も41分にコーナーキックからマルキーニョスがヘディングで決めてブラジルが追加点。前半から2点のリードを奪われハーフタイムを迎える。

 後半も変わらずブラジルが圧倒的にボールを支配する展開が続く。それでも9分、日本は前線から積極的なプレスでボールを奪うも、決定的な場面で決め切ることができない。ゴール前でフリーの中島にボールが渡るもワントラップしている間にGKアリソンが詰めて防ぐ。

 試合はそのまま2-0で終了。日本代表としては優勝候補と直接対決したことで、課題が浮き彫りとなる一戦となった。 

【得点者】
33分 1-0 ガビゴル(ブラジル)
41分 2-0 マルキーニョス(ブラジル)

【了】

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