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ゲッツェ、ドルトムントで復活誓う「新たな物語が始まる」

text by 編集部 photo by Getty Images

ゲッツェ
マリオ・ゲッツェ【写真:Getty Images】

 今夏バイエルン・ミュンヘンからドルトムントへ復帰したマリオ・ゲッツェは、慣れ親しんだ場所で復活への気持ちを新たにしている。地元紙『ルール・ナハリヒテン』のインタビューに応じ、移籍直後の心境を語った。

「僕はここで育ち、練習場や街も知っているし、古い友人も何人かいる。もちろん新しくなったこともある。練習場の施設や、素晴らしい新たなコーチングスタッフがそうだ。でもいい感じだね。いまはここでの時間を楽しんでいる」

 少年時代から過ごした古巣に帰還し、バイエルン時代とは違う充実ぶりを感じさせるゲッツェ。「非常に才能のある若い選手たちもよくなじんでいて、いい感覚だ。大きなポテンシャルを秘めている」とチームの出来にも満足している。

 バイエルンでの3年間は決して本領を発揮できたとはいえず、不遇の時を過ごした。ゲッツェも「(移籍の)決断を下したとき、すでに簡単な状況ではなかった。ドルトムントでキャリアを終えることを想像していたけど、数週間、数ヶ月のうちに状況が変わっていたんだ」と認めている。一方で「これから新たな物語が始まるよ」と古巣復帰を機に気持ちを入れ替えたようだ。

 ゲッツェはトーマス・トゥヘル監督率いる新チームで親善試合に出場し、徐々に信頼を取り戻しつつある。「本拠地でプレーする最初の試合の雰囲気が楽しみ」と語り、新シーズンに向けて闘志を燃やしている。

【了】

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