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「ネイマールは怪物」。最速15秒弾に指揮官も脱帽。ブラジル史上初の金メダル王手【リオ五輪サッカー】

text by 編集部 photo by Getty Images

ネイマール
U-23ブラジル代表のネイマール【写真:Getty Images】

 U-23ブラジル代表は、現地時間17日に行われたリオ五輪準決勝でU-23ホンジュラス代表と対戦して6-0で勝利し、決勝進出を決めた。

 この試合でキャプテンのネイマールが相手DFのミスを突き、キックオフからわずか15秒で先制点を奪った。このゴールは大会歴代最速である。

 それだけにはとどまらず、ネイマールは3点目と4点目もアシストで味方のゴールをお膳立てし、後半アディショナルタイムにはPKを沈め、2得点2アシストという圧巻のパフォーマンスを披露した。

 この活躍に、U-23ブラジル代表を率いるロジェリオ・ミカーレ監督は脱帽のようだ。ブラジルメディア『Lance』が伝えている。

「ネイマールは怪物だ。彼には才能がある。彼のやることを他の選手にも真似してほしいけど、それは難しいだろう」

 ブラジルは前回のロンドン五輪に続いて決勝進出を果たし、銀メダル以上を確定させた。しかし、優勝候補本命と目されていた前回大会はメキシコを前に涙を呑み、銀メダルに終わっている。

 過去のオリンピックで金メダルを獲得したことのないブラジルだが、開催国ということもあり優勝は至上命題となっている。それでも、ミカーレ監督はブラジル史上初の金メダルの獲得に自信を覗かせた。

「ブラジルサッカーは死んでなんかいない。私はまだブラジルサッカーを信じている。まだ銀メダルを得たにすぎない。だけど、我々にはネイマールのようなスターがいる。彼がより高いレベルに引き上げてくれたことに感謝すべきだね」

 もう一方の準決勝では、ドイツがナイジェリアを下して決勝進出を決めている。金メダルを懸けた大一番は、現地時間20日に聖地マラカナン・スタジアムで開催される。

【了】

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