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アーセナル、ドイツ代表CB獲得の交渉が難航…残された道は”満額支払い”だけ?

text by 編集部 photo by Getty Images

スコドラン・ムスタフィ
アーセナルが獲得目指すスコドラン・ムスタフィ【写真:Getty Images】

 バレンシアを率いるパコ・アジェスタラン監督が、アーセナルが獲得を目指しているドイツ代表DFスコドラン・ムスタフィについて言及した。23日に英メディア『ESPN FC』が報じている。

 アーセナルは、CBペア・メルテザッカーとCBガブリエウが負傷離脱した影響もあり新たなCB獲得を目指していた。そこで目をつけたのがムスタフィだが、同選手とは個人合意したもののクラブ間合意には至っていない。

 バレンシア側はムスタフィに設定されている契約解除金4310万ポンド(約57億円)から減額し、3000万ポンド(約39億5000万円)を要求している。対するアーセナルは適正価格ではないと考え、2000万ポンド(約26億3000万円)から2500万ポンド(約32億9000万円)の間で交渉を行っていた。

 しかし、アジェスタラン監督は「ムスタフィは非売品であり、クラブを離れることはない」と売却する意思がないことを明かしている。ただ、「移籍市場は開いているため、まだ可能性はあるが」とも付け加えている。

 ここにきて、バレンシア側は契約解除金の満額支払いを条件に切り替えたとも伝えられており、交渉は一向にまとまらない状況が続いている。

 だが、アーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督は「移籍市場が閉まる前にムスタフィを獲得する」と発言しており、最終日まで粘る構えだ。

 バレンシア側もFPP(ファイナンシャルフェアプレー)遵守にあたり、選手を売らなくてはいけない状況のため、どちらが先に折れるかの勝負となっている。

【了】

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