日本代表は、1日にワールドカップアジア最終予選の初戦でUAE代表と対戦する。FIFAランキング49位の日本にとって74位のUAEは格下と目されているが、因縁の相手でもある。

　昨年1月にオーストリアで開催されたアジアカップの準々決勝でUAEと対戦した日本は、PK戦の末に敗れて大会から姿を消している。日本がアジアカップで準々決勝敗退となるのは5大会ぶりのことである。

　UAEにとって埼玉スタジアムでの戦いはアウェイとなるが、当時の“歓喜”の再現を目指しているようだ。地元UAE紙『アル・アラビヤ』は、「UAEは日本戦で再び歴史的な夜を目指す」と題したプレビュー記事を特集している。

「勝利というのは夢のような結果だ。マフディ・アリ監督は決して公言することはないが、日本から勝ち点1でも持ち帰ることができれば喜ばしい結果だろう」

　また、そのアリ監督は「選手たちは各世代の大会で私の夢を叶えてくれた。しかし、最大の夢はワールドカップの本大会に進むことだ。我々はそのために戦う」と自信を覗かせている。

　UAEは二次予選でサウジアラビアに次ぐ2位で最終予選進出。過去にワールドカップに出場したのは1990年イタリア大会のみで、2018年ロシア大会に出場すれば28年ぶりとなる。

　なお、アジアカップでの試合は公式記録上は引き分け扱いとなっており、もし今回の試合でUAEが日本に勝利すれば2005年5月以来11年ぶりとなる。

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