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原口に求められる「仕留める動き」。代表で自身の課題克服なるか

text by 編集部 photo by Getty Images

原口元気
原口元気【写真:Getty Images】

 日本代表は30日、来月初旬のロシアW杯予選に向け、合宿3日目の練習を行った。

 ヘルタ・ベルリン所属の原口元気が、この日から合流している。W杯最終予選は未経験だが「僕はヘルタや3次予選とかの経験しかないけど、色々な試合をやってきた。上手くいくこともいかないこともたくさん起きた。粘り強くやるメンタルはできている」と、踏んできた経験に自信を覗かせる。

 さらに「戦術的にどう修正するかは1人では難しいけど、メンタル的な部分での準備はできていると思うので、そういうのは最終予選にすごく大事になってくるんじゃないか」と続けた。

 ハリルジャパンではボランチなど様々なポジションを経験している原口だが、本職といえるのはやはり左サイドのアタッカー。所属クラブでもその位置でプレーしているためすんなり入れると思われるが、原口の見解はこうだ。

「(代表での役割は)クラブとはまた違う。よりダイレクトにゴールに近いというか、ゴールに向かってくようなプレーが求められる。チャンスメイクというよりは仕留めるような動きが必要になってくる。僕の今の課題でもあるし、そういうのは本番で出せたら一番自信にもなる。でも今年はよりゴールを意識してプレーしているので、そういう意識というのを出していけたらゴールに近づくんじゃないかと思う」

 得点をより意識する原口は、UAE戦で勝利を手繰り寄せるようなプレーを見せてくれるだろうか。

(取材:元川悦子)

【了】

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