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「モウリーニョ時代のレアルは嫌われていた」。ジダンとモウを比較するペペ

text by 編集部 photo by Getty Images

ペペ
レアル・マドリーのDFペペ【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーのポルトガル代表DFペペは、現マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督が指揮を執っていた頃のマドリーは「嫌われていた」として、その後の変化を喜んでいる。12日、スペインラジオ局『カデナ・セール』が同選手のインタビューを伝えた。

 モウリーニョ監督は2010年から13年までマドリーを率い、現ポルトのGKイケル・カシージャスなど主力選手と衝突。就任2年目にはリーグタイトルを獲得したが、3年目のシーズンを無冠で終えたあとクラブとの契約を解消して去ることになった。

 ペペによれば、当時のマドリーに対しては、他クラブのファンからの負の感情が特に強く感じられたという。「モウリーニョ時代には、僕らはピッチに出るたびに嫌われていた。3年間続いたけど、その時期がすぐに去ったことを神様に感謝するよ。(カルロ・)アンチェロッティが来ると状況が変わり、僕らはまた違う扱いを受けるようになったんだ」と述べている。

 アンチェロッティ監督とラファエル・ベニテス監督を経て、現在はジネディーヌ・ジダン監督がマドリーを率いている。モウリーニョ監督とジダン監督の違いについて、ペペは次のように語った。

「2人はまったく違う。正反対だとさえ言えるだろう。だが、どちらかが良くてもう一方が悪いということじゃない。モウリーニョは経験豊富で、ジダンは去年監督を始めたばかりだが、選手として最高レベルでプレーしていた。だから僕らの考えも分かるし、マドリーでのプレッシャーがどういうものかも分かっている」

 EURO2016出場の影響もあり今季は出遅れていたペペだが、先週末のリーガエスパニョーラ第3節オサスナ戦でFWクリスティアーノ・ロナウドとともに復帰し、2人揃っての初ゴールも記録した。現地時間14日にはチャンピオンズリーグ初戦のスポルティングCP戦に臨む。

【了】

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