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「謙虚で、世界一の選手になる気がないのだ」かつての恩師がFWベンゼマを評価

text by 編集部 photo by Getty Images

カリム・ベンゼマ
レアル・マドリーのカリム・ベンゼマ【写真:Getty Images】

 バイエルン・ミュンヘンのカルロ・アンチェロッティ監督は、レアル・マドリー時代の教え子、FWカリム・ベンゼマについて「彼はNo.1になる気はないようだ」とコメントしている。22日、スペイン紙『アス』が報じている。

 ラジオ・モンテカルロのインタビューに答えたアンチェロッティ監督は、マドリー時代の教え子、ベンゼマについて「素晴らしい選手だ。素晴らしいFWではない、素晴らしい選手なのだ。全てを備えた選手だ」と述べ、「他の選手よりゴールは少ないかもしれないが、完璧な選手だ。クリスティアーノ・ロナウド、ガレス・ベイルを補完する理想的なプレーヤーだ」と続ける。

 そして「私はベンゼマと特別な関係を持っている。彼に欠けているものはない。おそらく、彼は”No.1”になりたいと思っていないのだ。彼は自分のプレーに満足しているのだ」とコメントし、「ベンゼマは控えめな選手であり、スーパースターではない。今の人生が幸せなのだ。私は彼を良く知っているし、彼は彼の個性を持っている」とフランス人ストライカーを評価している。

 2009年夏にロナウドと共にマドリーに入団したベンゼマ。今やマドリーで8年目を迎えるが、ピッチ上で素晴らしいパフォーマンスを披露しながら、その存在感はロナウドをはじめとするスターたちの中では未だ控えめに写る。ただ、アンチェロッティ監督はこうしたベンゼマの特性もポジティブに捉えているようだ。

【了】

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