フットボールチャンネル

「明日を待っていて」。臨戦態勢のU-16 UAE代表監督、日本撃破に自信

text by 編集部 photo by Etsuko Motokawa

UAE
U-16日本代表の森山佳郎監督と握手するUAEのモハメド・アブデルマジード監督(左)【写真:元川悦子】

 U-16アラブ首長国連邦(UAE)代表のモハメド・アブデルマジード監督は24日、翌日のU-16アジア選手権準々決勝の日本代表戦に向けた前日記者会見に臨んだ。

 イラン、サウジアラビア、インドと同居したグループを2勝1分で突破したUAEのアブデルマジード監督は「毎試合戦い方は違ってくる。サウジアラビア戦のメインターゲットは勝ってグループリーグを突破することだった」と、大会3戦目も気を抜けなかったことを明かした。

 しかし、「次の日本戦は我々にもチャンスがあると思っているし、フィフティフィフティだ。我々にはいいストライカーがおり、突破できる可能性はあると思う」と準決勝進出とU-17W杯出場権獲得に自信を見せる。

 UAEのA代表は昨年のアジア杯と、今年のロシアW杯予選で日本代表を破っている。ユース年代も近年急成長を遂げており、今大会のグループステージを無失点で突破した日本にとって侮れない相手だ。

 アブデルマジード監督は「もちろん日本は非常に強いチーム」とリスペクトを示したうえで「我々は本当に自分たちの選手たちに自信を持っている。強い野心も抱いている。よりオーガナイズされ、より自分たちの戦いができた方が勝者だ。明日を待っていてください」と不敵な笑みを浮かべる。

 勝った方がU-17W杯出場権を手にする重要な試合だけに、アブデルマジード監督はけが人などのチーム状態について詳細をを明かしたがらなかった。すでに戦いは始まっているということだろう。日本にとっても今大会で最も難しい試合となるに違いない。

(取材:元川悦子【ゴア】、文・構成:編集部)

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top