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クロップ監督と和解? リバプールDFサコ、U-23チームで久々に実戦復帰

text by 編集部 photo by Getty Images

ママドゥ・サコ
リバプールのママドゥ・サコ【写真:Getty Images】

 リバプールのフランス代表DFママドゥ・サコは、クラブのU-23チームの試合に出場し、約5ヶ月半ぶりとなる実戦復帰を果たした。28日付の英メディア『BBC』などが伝えている。

 昨シーズンのリバプールではコンスタントに先発に起用されていたサコだが、4月にドーピング疑惑により欧州サッカー連盟(UEFA)から暫定的な出場停止処分を下された。疑いは晴れて処分は解除されたものの、その後も様々な問題が相次ぐことになった。

 夏にはアキレス腱を痛めて離脱し、さらに遅刻を繰り返すなど規律面に問題があるとしてチームのアメリカ遠征から“強制送還“された。シーズン開幕を迎えても出場機会を得ることはなく、ユルゲン・クロップ監督はサコのコンディションが万全ではないことを示唆していた。

 だがこれに対し、サコは先日SNSで不満を吐露。クロップ監督の言うコンディションの問題は「嘘」であり、プレーできる状態であるにもかかわらずセカンドチームでもプレーさせてもらえないのは「なぜだか分からない」と深夜に発言したあと、投稿を削除していた。

 クロップ監督はこの発言について「ポジティブなものではない」とコメントし、サコとの亀裂がさらに広がることは避けられないかに見えた。だがサコは現地時間28日に行われたU-23チームのヴォルフスブルク戦に90分間出場し、約5ヶ月ぶりに実戦でプレーする機会を与えられたとのことだ。

 久々の試合で順調なプレーを見せていたサコは、CKからのヘディングシュートを惜しくもポストに当てる場面もあったという。SNSでの発言は問題に発展することなく、クロップ監督とは和解できたということだろうか。

【了】

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