イングランド代表の次期監督に、元インテル監督のロベルト・マンチーニ氏が就任する可能性もあるのかもしれない。イタリアメディア『ジャンルカディマルツィオ.com』が8日に伝えている。

　イングランド代表は、現地時間8日にロンドンのウェンブリー・スタジアムでロシアワールドカップ欧州予選のマルタ戦を戦う。マンチーニ氏はこの試合に向けてイングランドサッカー協会（FA）の招待を受けており、観客席に姿を見せる見通しとのことだ。

　今夏のEURO2016終了後からイングランド代表の指揮を執り始めたサム・アラダイス前監督は、英メディアの”潜入取材”で不正が暴かれるというスキャンダルにより退任に追い込まれた。マルタ戦も含めて年内の試合ではギャレス・サウスゲート氏が暫定監督を務めるが、FAはその後正式にチームを任せる新監督を探しており、マンチーニ監督もその候補の一人ではないかとみられる。

　マンチーニ氏はイングランドで2009年から13年までマンチェスター・シティ監督を務め、クラブに44年ぶりのリーグ優勝をもたらすなどの実績を残した。14年11月からはインテルを率いていたが今年8月に契約を解消し、現在はフリーとなっている。『ジャンルカディマルツィオ.com』は同氏がイングランド代表の新監督候補の一人だとしながらも、「中国行きの可能性が最も高いことは変わっていない」との見方も伝えている。

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