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香川のシュートを原口ハンド…PK獲得もエース外す。荒れた上位対決はドロー決着

text by 編集部 photo by Getty Images

香川真司
ドルトムントに所属する香川真司【写真:Getty Images】

【ドルトムント 1-1 ヘルタ ブンデスリーガ第7節】

 現地時間14日にブンデスリーガ第7節の試合が行われ、3位ドルトムントは2位ヘルタ・ベルリンと対戦。ヴァレンティン・シュトッカーに先制点を許すもピエール・エメリク・オーバメヤンの同点弾でドルトムントはヘルタと1-1の引き分けに終わっている。

 この試合を前にドルトムントでは怪我人が続出。エリック・ドゥルムとスベン・ベンダーの長期離脱に加えてゴンサロ・カストロとアドリアン・ラモス、アンドレ・シュールレの3選手が負傷し、さらに代表戦でラファエウ・ゲレイロ、ルカシュ・ピシュチェク、ソクラティス・パパスタソプーロスの3選手が負傷した。

 反対に長期離脱からマルコ・ロイスがトレーニングに復帰したが万全な状況ではないためヘルタ戦を欠場。結局、合計9選手をヘルタ戦で起用することができなくなった。

 そのような状況の中で、日本代表MF香川真司は久しぶりに先発出場すると予想されていたが、ベンチスタートとなっている。それとは対照的にヘルタに所属する日本代表FW原口元気はこの日も先発出場を果たした。

 試合はお互いに拮抗した状態が続くが、ドルトムントの方が攻撃のリズムを作れない時間帯が続く。すると51分、ヴェダド・イビシェビッチが一瞬の隙を突きヒールパスでDF裏にパスを送る。これに反応したヴァレンティン・シュトッカーがフリーとなりゴールを決めた。

 そして60分、ドルトムントは同時に2枚替えを行いマリオ・ゲッツェとセバスティアン・ローデにかえて、香川とウスマン・デンベレを投入する。直後の61分にマルセル・シュメルツァーが強烈なシュートを放つも相手GKにファインセーブされた。

 65分には香川がエムレ・モルにパスをつなぎ、左サイドからのクロスにオーバメヤンが飛び込むもゴールならず。66分にはデンベレのパスに抜け出したオーバメヤンが相手GKと1vs1となりループシュートを放つも、相手GKが触ったボールはポストに弾かれ同点とはならなかった。

 香川とデンベレを投入したことによりドルトムントの攻撃が活性化。すると76分、香川のシュートが原口の手に当たりハンドの判定でPK獲得。オーバメヤンがキッカーを務めゴールを狙うも相手GKに止められてしまう。

 それでも80分、左サイドからのクロスに飛び込んだオーバメヤンが同点弾を決め汚名返上した。83分には相手選手に何度もユニフォームを引っ張られ激高したモルが相手を押し倒しレッドカードで退場。さらに90分、ヘルタのシュトッカーも危険なタックルで1発退場した。結局、試合は1-1の引き分けに終わりドルトムントとヘルタは勝ち点1を分け合った。ただ、香川と原口は攻撃面で存在感を発揮している。

【得点者】
51分 0-1 シュトッカー(ヘルタ)
80分 1-1 オーバメヤン(ドルトムント)

【了】

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