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浦和、ペトロヴィッチ体制初タイトル! PK戦でG大阪を下して10年ぶりの国内タイトル獲得

text by 編集部 photo by ダン・オロウィッツ

李忠成
同点ゴールを決めた李忠成【写真:ダン・オロウィッツ】

【YBCルヴァンカップ決勝 浦和レッズ 1-1 ガンバ大阪(PK5-4)】

 15日YBCルヴァンカップ決勝が行われた。今年の決勝はミハイロ・ペトロヴィッチ監督就任後最初のタイトルを目指す浦和レッズ、そして3年連続の決勝進出となったG大阪の顔合わせとなった。

 1日に行われたリーグ戦と同様に序盤から浦和がボールを保持。しかし、G大阪も守るだけではなくカウンターからチャンスを作る展開に。13分には遠藤保仁の浮き球のパスにアデミウソンが抜け出すシーンを作る。

 すると17分にG大阪に先制点が生まれる。自陣でボールを受けたアデミウソンが相手DFを置き去りにすると独走。GK西川周作との1対1を冷静に決める。アデミウソンの個人技が光った先制点であった。

 35分には浦和にアクシデント。左サイドからクロスを上げた宇賀神友弥が足を負傷。駒井善成との交代を余儀なくされる。駒井は右ウイングバックに入り、関根貴大が左サイドに回った。

 後半もG大阪の強固な守備をなかなか崩すことのできない浦和はサイドからの攻撃に活路を見出そうとする。54分には関根が抜け出してシュート、こぼれ球に高木俊幸が反応したものの、G大阪は2人が体を投げ出してこれを防いだ。

 74分には高木がミドルシュートを放ったものの、東口が好セーブ。浦和はCKを得るとこのタイミングで高木に代えて李忠成を投入。そのCKを李が合わせて同点に追いつく。

 1-1で後半を終え、試合は延長戦へ。100分には浦和がカウンターから駒井がマイナスのクロスを送ると、李がフリーでシュート。しかし、これはバーの上へ。

 118分にG大阪に決定的なチャンス。途中出場の藤本淳吾のスルーパスに呉屋大翔が抜け出し、シュートを放つとポストに当たる。これを森脇良太がライン上でクリアする。

 試合は120分で決着つかずにPK戦へ。両チーム3本ずつ決めてG大阪4人目呉屋のPKを西川が足でストップ。浦和がPK戦を制してルヴァンカップ優勝を果たした。

【得点者】
17分 0-1 アデミウソン(G大阪)
76分 1-1 李忠成(浦和)

【了】

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