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ヴェンゲル、欧州で通算100勝目…タイトルには未だ手が届かず

text by 編集部 photo by Getty Images

アーセン・ヴェンゲル
アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督【写真:Getty Images】

 現地時間19日にチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節の試合が行われ、アーセナルはホームでブルガリアのルドゴレツと対戦した。MFメスト・エジルのハットトリックなどで6-0の大勝を収めた試合は、アーセン・ヴェンゲル監督にとってアーセナルで戦った欧州の大会での通算100勝目となった。

 1995年から96年にかけて日本の名古屋グランパスを率いたヴェンゲル監督は、96年10月1日にアーセナル監督に就任。先日就任から20周年を迎えたところだ。以来、その翌シーズンから現在に至るまで全てのシーズンでCLあるいはUEFAカップ(ヨーロッパリーグの前身)を戦ってきた。

 100勝のうち94勝は、1998/99シーズンから19シーズン連続の出場を続けているCLでのもの。残りの6勝は1999/2000シーズンのUEFAカップで挙げたものだ。この時はCLでグループ3位に終わってUEFAカップに回り、決勝まで進んだがトルコのガラタサライに敗れた。

 だが、通算100勝の大台に乗りながらも、20年間戦ってきた欧州の舞台でヴェンゲル監督がタイトルを獲得したことは一度もない。最もタイトル獲得に迫ったのは前述のUEFAカップ決勝と、バルセロナに敗れて準優勝に終わった2006年のCL決勝だ。

 ルドゴレツ戦の勝利により今季のグループステージ成績は2勝1分けとなり、決勝トーナメント進出へ順調に近づいている。ヴェンゲル監督としては勝利数よりも、今季こそ悲願の欧州制覇を成し遂げたいところだろう。

【了】

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