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古巣相手に失態のマンC守護神、”不運”を嘆く「あれで流れが変わった」

text by 編集部 photo by Getty Images

クラウディオ・ブラーボ
ルイス・スアレスとクラウディオ・ブラーボ【写真:Getty Images】

 マンチェスター・シティのGKクラウディオ・ブラーボは、古巣バルセロナとの試合で退場に繋がる致命的なミスを犯したことは「不運」だったと話している。20日付の英紙『ガーディアン』など複数メディアが試合後のコメントを伝えた。

 現地時間19日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節の試合で、シティは敵地でバルサと対戦。今季のリーガエスパニョーラ開幕戦までバルサのゴールを守っていたブラーボは、ジョゼップ・グアルディオラ監督と同じく古巣との対戦だった。

 だが、0-1で迎えた後半立ち上がりにブラーボは致命的な失態を見せた。バルサ陣内から前線に送られたロングボールは特に危険なものではなかったが、エリア外にまで飛び出していたブラーボがダイレクトで味方に繋ごうとしてミスし、バルサの最前線にいたFWルイス・スアレスに渡してしまう。L・スアレスがすかさず狙ったループシュートに対してブラーボはジャンプして手を伸ばし、ボールに触れたが、そこはエリア外。ハンドによる一発退場でチームを10人の苦境に追い込んだ。

 その後、交代で入ったGKウィリー・カバジェロからメッシがさらに2点を奪ってハットトリック。バルサも73分にDFジェレミー・マテューが退場して10人同士となったが、その前に勝負は決まってしまっていた。ネイマールも1点を加え、バルサが4-0の快勝を飾っている。

 ブラーボは、自身の退場が「試合の流れを変えた」と認めている。「僕らはすごく良い戦いをして、チャンスを作ることができていた。でも、サッカーはこういうものだ。ミスと適切な判断のスポーツなんだ。試合の流れを変える選手が僕だったのは不運だったよ」と、事実上の“戦犯“となってしまったことを悔やんだ。

 この退場で出場停止となるブラーボは、2週間後にホームで行われるバルサとの再戦に出場することはできない。カバジェロが代役を務めることになりそうだ。

【了】

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