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バルサ守護神、元同僚ブラーボの失態を擁護「GK人生はそういうもの」

text by 編集部 photo by Getty Images

クラウディオ・ブラーボ、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン
クラウディオ・ブラーボとマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン【写真:Getty Images】

 バルセロナのGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンは、チャンピオンズリーグ(CL)で対戦した元チームメイトのGKクラウディオ・ブラーボのミスを擁護している。19日付のスペイン紙『マルカ』が試合後のコメントを伝えた。

 現地時間19日に行われたCLグループステージ第3節の試合で、バルサはホームにマンチェスター・シティを迎えた。シティのゴールを守ったのは、過去2年間テア・シュテーゲンとバルサの正GKの座を争い、今季リーガエスパニョーラ開幕戦を終えたあと去って行ったブラーボだった。

 だが、そのブラーボのミスが勝負の行方を決定付けることになった。バルサの1点リードで迎えた53分、ブラーボは自らのパスミスが招いた相手のシュートをエリア外で止めようとしてハンドを犯してしまい一発退場。10人となったシティに対してさらに3点を追加したバルサが4-0の快勝を収めた。

 テア・シュテーゲンは試合後に、「ブラーボとは別の話をする。ミスのことじゃなくてね」とコメント。「GKの人生にはこういうことが起こるものだ。時々あることだよ。彼にとってもシティにとっても、問題にはならないはずだ」と元同僚を擁護した。自身もつい先日、リーガのセルタ戦で致命的なミスから失点を献上しており、ブラーボの心情はよく理解できるかもしれない。

「レッドカードまでは、守備陣に仕事がたくさんあった。相手はすごく前からプレスをかけてきて、エリアを脅かそうとしていた。退場でそれができなくなった」と、ブラーボの退場が勝負を分けるポイントとなったことも認めている。「ゴールは多すぎたくらいだけど、僕らにとっては良かったよ」と快勝を喜んだ。

 バルサはこの勝利でグループステージ3戦全勝とし、決勝トーナメント進出に向けて順調。2週間後にはアウェイで再びシティと対戦する。

【了】

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