バルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスは、欧州の得点王であるゴールデンシュー賞を受賞しながらも、今季のバロンドールを受賞できるとは考えていないようだ。現地時間21日に行われたゴールデンシュー授賞式でのコメントを、スペイン紙『マルカ』などが伝えている。

　スアレスは2015/16シーズンのリーガエスパニョーラで40ゴールを記録。チームメイトのFWリオネル・メッシやレアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドらを抑えてリーグ得点王に輝くとともに、欧州全体の得点王に贈られるゴールデンシューにも輝いた。

　12月にはサッカー界の年間最優秀選手に贈られるバロンドールの受賞者も発表されるが、スアレスは自分が受賞することはないという見通しを述べた。その理由は「マーケティング」にあるという。

「バロンドールは、ピッチ上で成し遂げたことよりも、マーケティングとメディアによってもたらされるものだと考えている。僕に可能性はないよ。マーケティングが強く影響するものだけど、僕にはそれがないからね」とスアレスは話している。

　一方で、純粋にピッチ上での結果のみで獲得したゴールデンシューの受賞を誇っている。「自分の力で勝ち取ったものだ。ゴールデンシューはゴールを決めたことに対するもので、誰からも奪い取られることはない」と語った。

　2008年以来、過去8年間のバロンドールはメッシとC・ロナウドの2人だけが独占してきた。今年もやはりその2人による争いとなるのだろうか。

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