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先発復帰の長友に伊メディアは厳しい評価「彼のサイドから最大の危険」

text by 編集部 photo by Getty Images

長友佑都
インテルの長友佑都【写真:Getty Images】

【アタランタ 2-1 インテル セリエA 第9節】

 現地時間23日にセリエA第9節が行われ、インテルはアタランタに1-2の敗戦を喫した。イタリアメディアはこの試合に先発したインテルの日本代表DF長友佑都に厳しい評価を下している。

 インテルは前半10分にCKから失点。後半にFWエデルが強烈なミドルシュートを決めて一旦は追いついたが、終了間際にPKを与えてしまいアタランタに決勝ゴールを許した。

 リーグ戦では今季開幕戦以来8試合ぶりの先発出場となった長友だが、アタランタの左サイドからの攻撃に苦戦し、61分に途中交代を告げられた。イタリア『インテルニュース.it』『カルチョメルカート.com』『トゥットメルカートウェブ』はいずれも長友に「5.0」と低評価をつけている。

 『トゥットメルカートウェブ』は、長友の対面でプレーしたアタランタのDFブカリ・ドラメを「今日はロベルト・カルロスのようだった」とかつてインテルでプレーした元ブラジル代表SBの名前を挙げて称賛。「アタランタは彼のサイドから最大の危険を生み出していた」が、長友との交代で入ったDFクリスティアン・アンサルディは「このサイドでのアタランタの圧倒的支配を終わらせた」としている。

 『インテルニュース.it』はMFアレハンドロ・ゴメスも同サイドで長友を苦しめていたことに言及し、長友は「守備では完全にリズムがずれていた。相手陣内にはほとんど現れず、ゴールラインは彼にとって地平線のように遠かった」と評した。『カルチョメルカート.com』も「ピッチ内を混乱して走り回り、苦しみ続けていた」と長友の苦戦に言及している。

 インテルはこの試合で3連敗となり、フランク・デ・ブール監督の立場はますます危ういものとなった。チーム全体にとっても長友にとっても厳しい時期が続いている。

【得点者】
10分 1-0 マジエッロ(アタランタ)
51分 1-1 エデル(インテル)
88分 2-1 ピニージャ(アタランタ)

【了】

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