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好調のローマFWゼコ、早くも昨季の得点数に並ぶ。チームも”欧州4位”の得点力

text by 編集部 photo by Getty Images

エディン・ゼコ
ローマのエディン・ゼコ【写真:Getty Images】

 現地時間23日に行われたセリエA第9節の試合で、ローマはパレルモに4-1の勝利を収めた。この試合でも1ゴールを記録したボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ゼコは、早くも昨シーズンのゴール数に並んでいる。

 マンチェスター・シティから昨夏ローマに加入したゼコは、1年目には31試合に出場して8ゴールを記録。かつてブンデスリーガ得点王に輝き、シティでも最後の1年を除けば安定してゴールを重ねていた選手としては物足りない成績に終わっていた。

 だが、今季は序盤から好調を維持。前節ナポリ戦での2ゴールで得点ランク首位に浮上したのに続いて、パレルモ戦でも今季8点目となるゴールを奪った。9試合の出場で、早くも昨季のゴール数に並んだことになる。

 ローマから得点王が出れば、2006/07シーズンのフランチェスコ・トッティ以来10年ぶりとなる。だが、ルチアーノ・スパレッティ監督は1人の選手の得点力に頼りたくはないと考えている様子。「1人だけが30点を決めるより、私にとってはチームが70点決めることの方に関心がある」と試合後にイタリア『スカイ・スポーツ』でコメントしている。

 実際、チーム全体の得点力も好調。9試合で23ゴールは今季のセリエAでトップであり、欧州の5大リーグ(スペイン、イングランド、ドイツ、イタリア、フランス)でもバルセロナ(29点)、モナコ(29点)、レアル・マドリー(24点)に次ぐ数字となっている。

【了】

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